こんにちは!
エー・オー・シーの人材開発室です。
私たちはお仕事を通して、少し人生を変えたい・豊かにしたいと考えている皆さんを全力サポートさせて頂く会社です。
このブログではお仕事をこれから探す方、今お仕事をされている方に、お仕事選びや働き方、働く魅力や本音をお伝えさせて頂きます!
今回は「ライン工」についてお伝えしたいと思います。
ライン工はライン作業をする人
ライン工とは、工場でライン作業を行う人のことです。ベルトコンベアに乗った製品が次々と流れてきて、同じ作業を繰り返す従業員が並んでいる…工場と聞いてこの光景を思い浮かべる人も多いと思います。
「ライン作業はきつい」という声も聞かれますが、それは本当なのでしょうか。
グーグルで「ライン作業」で検索してみると、サジェストに出てくるのは
「ライン作業 きつい」
「ライン作業 ついていけない」
「ライン作業 酔う」
などなど…。マイナスイメージで検索されることが多いようですね。実はライン作業は楽だと思う人と辛いと思う人が両極端に分かれるお仕事なのです。
ライン作業についてやライン工になるメリット・デメリットなどをこれからご説明していきます。
ライン作業とは?
正しくはライン生産方式といいます。製品をベルトコンベア上に流し、工程ごとに配置されたライン工が担当する作業を行う生産方式のことです。
例えば車を作る工場では、ライトをつける人、ドアをつける人、シートをつける人などが各工程にいて、自動で流れてくる車体を止めることなくパーツを取り付けていきます。
ライン生産方式が日本に導入されたのは1960年頃の高度経済成長期。大量生産に向いている生産方式のため、製造業への導入が進められました。現在ではライン作業で製造される製品は、自動車、半導体、家電製品、食品、化粧品など多岐に渡ります。
ライン生産方式を導入するメリットは、生産効率の向上とコストの削減です。ライン工はそれぞれ自分が受け持った作業のみを覚えればいいので、企業は短期間で従業員にスキルを習得させることができます。
労働者の側からみても、経験不問で応募できて、マニュアルに沿って作業していれば時間をかけずに仕事を覚えられるところが魅力といえます。
ライン作業がある業種
・自動車工場
自動車の製造工場やその前段階の部品工場など、関連する工場でライン作業が取り入れられています。機械により自動化されている作業も多いですが、細かな作業は人の手が必要になります。
部署によっては重いパーツを持ち上げる力仕事になることがあります。未経験から始められる作業が多いのですが、溶接など免許が必要な部署もあります。
・食品工場
パンやお菓子、総菜、お弁当の他、飲料、冷凍食品、食肉加工や鮮魚加工なども含まれます。扱う製品によって作業内容は変わりますが、食材の検品、カット、盛り付け、包装などを行います。
口に入るものを扱っているため、衛生面でとても厳しく管理されています。きれいな環境で働けますが、異物混入を防止するためアクセサリーやネイルはNGなど身なりに制限があります。
・化粧品工場
化粧品を容器に詰める、説明書の同封、シール貼り、検品、箱詰めなどが作業内容です。化粧品工場でも衛生管理はとても厳格に行われており、服装規定があります。
工程によっては力仕事のない軽作業で、女性が活躍できる場面が多くあります。
ライン工になるメリット
・仕事を覚えやすい
ライン生産方式は工程が細かく分けられていて、一人一人が担当するのはその中の一つ。それをずっとやり続けることになります。マニュアルも用意されており、覚えるまでにそれほど時間はかからず、慣れてしまえば難しい仕事ではありません。
機械加工や塗装など技術が必要な仕事や、いくつもの作業を掛け持ちする仕事が苦手な方にお勧めです。
・未経験者OKの求人が多い
単純作業なので就業するのに特別な経験やスキルは必要ない場合が多いです。製造に関わった経験がない人でも応募できる求人がたくさん出ています。
また正社員登用制度を設けている企業もあり、未経験から始めて正社員になれるチャンスが用意されている可能性もあります。
・人との関わりが少ない
ライン作業は決められた場所で黙々と一つの作業に打ち込む仕事です。仕事上でのコミュニケーションは、挨拶や報連相、作業時の質問など必要なものができていればあまり問題はありません。
チームで作業をしたり、ミーティングが頻繁に行われたりする仕事が苦手なにとってはストレスを感じにくい職場かもしれません。
・ものづくりの工程を見られる
ライン生産方式で製品が出来上がっていく過程を間近で見ることができます。ものづくりに興味のある人にとっては、その工程の一つを受け持つことができるのはやりがいとなるでしょう。
ライン工になるデメリット
・スピードについていけない
ライン作業に就いたばかりの人は、製品が流れてくるスピードが速すぎて、作業が追いつかずに苦戦することが多いようです。作業スピードが遅いと後ろの工程の人に影響がでてくるので「迷惑をかけてしまう」とプレッシャーを感じ、慣れるまではしんどいかもしれません。
これは大抵の場合、経験を重ね作業に慣れることで解決していきます。
・単調な作業の繰り返し
担当した作業を1日8時間程度ずっと繰り返し行うことになります。黙々コツコツと作業に打ち込むのが得意なら大丈夫ですが、単調な作業の繰り返しで集中力を維持できない人もいるでしょう。
集中力を切らしてしまうとミスにつながるため、精神的に負担を感じるかもしれません。しかしこれも作業に慣れてくると手を休めていいタイミングなどが分かってきます。
・立ちっぱなしで体力的にきつい
ライン作業の多くは立ち仕事なので、勤務中は自分の持ち場で立って作業にあたります。同じ場所から動かず同じ姿勢で作業をし続けるのは足腰の負担になりますし、前かがみで作業をしていると首や肩にも疲労が溜まってきます。
自分のタイミングで休憩が取れないこともあり、体力面での負担を感じる人もいるようです。休憩中や帰宅後にストレッチをするなどセルフケアを行うと良いでしょう。
・ベルトコンベアに酔う
ベルトコンベアで流れてくる製品を見続けていると、酔って気持ち悪くなってしまうことがあります。ずっと同じ姿勢でいること、近い距離から一点を見つめ続けていることが原因です。
対策としては視野をなるべく広く持つことですが、慣れてくると軽減することが多いようです。
ライン作業経験者インタビュー
<経験者Aさん、30代女性>
もともと接客業をしていましたが、人と触れあうことに疲れて淡々と出来る食品工場に転職しました。
最初は、スピードについていけなくて具材を違う場所においてしまったり、置き忘れたりと、注意を受けることが多く大変でしたが、2週間ぐらいでテンポよくトレイに具材を置けるようになり、最初は1つだった具材を2つ任せられるようになるなど、1カ月を超えるぐらいから仕事に慣れてきました。
あとは、食品工場だから職場もキレイだし、あれもこれも同時にする必要がない仕事内容も私には向いていると思います。
まとめ
ライン作業はマニュアル化されていて未経験から始めることができ、覚えることはそれほど多くないため、慣れてしまえば難しくはありません。人によって向き不向きがあり、苦手意識を持つ人もいますが、向いている人はコツをつかんでいくうちに楽しさを感じるようになるでしょう。
同じ作業にもくもくと打ち込みたい方にオススメ!お仕事選びの参考にしてみてくださいね。
エー・オー・シーでもライン工のお仕事を多数ご紹介させていただいております。
是非お気軽にご相談ください。
以上で、「ライン工」についてお伝えさせて頂きました。
皆様のお役に立てたらうれしい限りです。
ぜひ、引き続きよろしくお願いします。
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