こんにちは!
北陸(石川・富山・福井)を中心に東海(愛知・静岡)滋賀などで、軽作業系など工場・技術職への人材サービスを展開するエー・オー・シーの人材開発室です。
私たちはお仕事を通して、少し人生を変えたい・豊かにしたいと考えている皆さんを全力サポートさせて頂く会社です。
今回は「お茶出しのマナー」についてお伝えしたいと思います。
目次
お茶出しにもマナーがある
社会人になると様々なビジネスマナーを身につけなければなりませんが、新入社員を悩ませるマナーの一つに来客時のお茶出しがあります。一見簡単そうに見えますが、単にお茶を出せばいいというものではありません。お茶の淹れ方、出し方に作法があり、実はとても奥が深いのです。
お客様におもてなしの気持ちを示すためにも、お茶出しのマナーは知っておいた方がいいでしょう。お茶を美味しく淹れる方法や、お客様にお出しするまでの手順をこれからご説明します。
美味しいお茶の淹れ方
お客様にお出しするお茶は煎茶が一般的です。煎茶は淹れる時のコツをつかんでおけば、誰でも美味しく入れられるようになります。難しくはありません。これからご説明します。
(1) 茶葉と人数分の茶碗、急須を用意します。
(2) お湯は一度沸騰させたものを使います。
(3) 煎茶を淹れるお湯の温度は70~90℃の間くらいが適温です。沸騰したお湯を一旦茶碗に注ぐと温度を下げることができます。茶碗の8分目くらいに注げばお湯の分量を量ることもできて一石二鳥です。
(4) 急須に茶葉を入れます。2人分の煎茶を入れる場合、茶葉の量は4~5g(およそティースプーン2杯分)が目安です。
(5) 茶碗に注いでおいたお湯を急須に注ぎ、蓋をして約1分蒸らします。
(6) お茶を茶碗に注ぎます。全員分のお茶の濃さが均一になるよう、数回に分けて注ぎ回します。注ぐ量は茶碗に7分目くらいがちょうどいいでしょう。
お茶の運び方
お盆の上に、お茶を入れた茶碗、茶托、清潔なふきんを乗せます。
この時のポイントは茶碗と茶托を別々にして運ぶことです。茶碗を茶托に乗せた状態で運ぶと安定しないうえに、途中でお茶がこぼれてしまった時に茶托まで濡れてしまいます。ですので茶托は人数分を重ねて、茶碗とは別にしてお盆に乗せます。
お盆は胸の高さか、それよりも少し低い位置で持って運びます。
入室するまで
お客様と自社社員が挨拶を終えて着席し、落ち着いた頃がお茶を出すタイミングです。
ドアの前に来たらお盆を左手で持ち、右手でドアを3回ノックします。静かにドアを開けて入室し「失礼いたします」と言って会釈をします。会釈の時はお盆を両手で持ち、傾けないように気をつけましょう。
お茶出しの順番
お茶をお出しする順番はお客様が先、自社社員が後です。お客様が複数人いる場合は上座に座っている方から順にお出しします。
部屋には上座と下座があり、お客様や目上の人は上座に座ります。基本的にはドアから一番遠い席が上座、ドアに一番近い席が下座となります。ただし例外もありますので、あらかじめ応接室や会議室の上座がどこか覚えておけば安心です。
お茶をお出しする
入室したらお盆をサイドテーブルに置きます。サイドテーブルがない場合はテーブルの下座側の端に置きます。そして茶碗の底をふきんで拭いてから茶托に乗せ、茶托を両手で持って一人分ずつ運びます。お客様の右後方に回り「どうぞ」と一言添えてお茶をお出しします。右後方に回るのが難しい場合は「前から失礼いたします」「左から失礼いたします」と声掛けしてからお出しするとよいでしょう。
茶碗や茶托の向きにもマナーがあります。茶碗の外側に絵柄がある場合、絵柄がお客様の正面にくるようにしてお出しします。茶碗の内側に絵柄がある場合も、絵柄がお客様の方を向くようにしましょう。また茶托に木目がある場合は、木目がお客様から見て横に流れるようにして置くのがマナーです。
お菓子を一緒に出す場合
お茶と一緒にお菓子をお出しする場合は、お客様から見てお菓子が左側、お茶が右側にくるように置きます。お出しする順番はお菓子が先です。ただし右後方に回れず左からお出しする場合はお茶が先です。先に置いたものの上を他のものが通る置き方をしないよう気をつけてください。おしぼりも合わせてお出しするなら、お菓子が左、お茶が中央、おしぼりが右になるよう置きます。
退室する
お茶出しが終わったらお盆を左脇に抱えます。ドアの前に移動し、お客様に向けて「失礼いたしました」と会釈をします。空いている方の手でドアを静かに開け、外に出たらもう一度お客様に向けて会釈をし、静かにドアを閉めます。
コーヒー、紅茶の出し方
コーヒーや紅茶の場合、砂糖とミルク、スプーンを添えてお出しすることになります。カップの持ち手の向きは、右と左どちらでも間違いではありませんが右向きが主流のようです。カップをソーサーに乗せ、スプーンは柄の部分が右になるようにしてソーサーの手前側に置きます。スティックシュガー、ミルクのポーションもソーサーの手前側にセットします。運ぶときはカップとソーサーは別にしてお盆に乗せたほうが安定します。
こんな時どうする?
・テーブルにお茶を置くスペースがない
テーブルの上に書類が広げられていてお茶を置くスペースがない、という時は自社社員に「お茶をお持ちしたのですが、どちらにお出ししましょうか?」と尋ねてみましょう。こちらが勝手に書類をどかすのはNGです。
・お茶の数が足りない
突然の変更で来客が増え、持っていったらお茶の数が足りなかった…なんて事態もあり得ますが、そんな時は上座のお客様から順にお茶をお出しします。お客様にいきわたった場合は自社の上座の方にお出しします。そして「改めてお持ちします」と断りを入れてから退室し、不足分のお茶を淹れてお持ちすれば問題ありません。
・お茶をこぼしてしまった
お客様の前でお茶をこぼしてしまったら、「申し訳ございません」と丁重に謝り、速やかにふきんで拭き取ります。机の上の書類やお客様の衣服などが濡れていないか確認し、濡れていたら拭くお手伝いをします。そして新しいお茶を淹れ直してお持ちしましょう。
まとめ
お茶を淹れてからお出しするまでの流れをご紹介しました。覚えることが多く、慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、基本のマナーを押さえておけば、臨機応変な対応もできるようになっていくでしょう。一番大切なのは「お客様に気持ちよく過ごしていただくこと」です。丁寧なおもてなしをするためには、慌てずに落ち着いてお茶出しをするよう心掛けるといいでしょう。
以上で、「お茶出しのマナー」についてお伝えさせて頂きました。
皆様のお役に立てたらうれしい限りです。
ぜひ、引き続きよろしくお願いします。
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