エー・オー・シーの人材開発室です。
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年末が近づくにつれ、新しい年への期待とともにお世話になった方々に感謝の気持ちを伝える時期となりました。そして新年の挨拶も、仕事上でより良い関係を築く上で最も重要となります。今年初めて社会デビューをした方、必見！今回は、「恥をかかない！新年の挨拶 ～ビジネス編～」についてご紹介したいと思います。
新年の挨拶～メール編～
新年の挨拶をメールで送る際のビジネスマナーについていくつかご紹介します。
1月7日迄に送る
基本的に、1月7日の「松の内(しょうのうち)」までに送ります。仕事の始め時期でどうしても難しい場合は、1月15日の小正月迄には送りましょう。
★ココで豆知識★
「松の内」とは？…1月1日から1月7日迄の期間を指し、門松や鏡餅、しめ飾りを飾っておく時期のこと。
賀詞を使用し気持ちを伝えましょう！
「賀詞（がし）」とは、正月や祝賀の際に述べられる言葉や文章を指します。これは、新年の幕開けや祝い事、慶事などで、喜びや祝福の気持ちを表すために贈られる言葉です。
取引先の方や、上司に送る場合は、「謹賀新年」、「謹賀新春」 等の 四文字の賀詞を使います。一文字、二文字の言葉は、目上の方が目下の人に送る場合に使用します。
一斉送信で送らない
新年の挨拶は、一斉送信はせず個人宛で送りましょう。一斉送信で送ってしまうと、手間を惜しんだという印象を与えかねません。
相手ごとに丁寧な文章を付け加えると相手に対するリスペクトや真摯な態度を伝えることができます。
メールの構成について
まず、タイトル・件名、宛名その次に「新年を祝う挨拶」、「名乗り」、「昨年の感謝」、「結びの言葉」となります。
一般的に新年の挨拶といえば、「明けましておめでとうございます」ですが、ビジネスの舞台では「謹んで新春のお慶びを申しあげます」等の挨拶が使われます。
～新年を祝う挨拶 例文～
・謹んで新春をお祝い申しあげます。
・謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
・謹んで新春の祝詞を申し上げます。
昨年の感謝を伝える際に、「去年」と忌み言葉の「去る」を使用しないように気をつけましょう。
～昨年の感謝を伝える挨拶 例文～
・旧年中は大変お世話になりました。
・旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
・旧年中（昨年中）は格別のご厚誼を預かり、誠にありがとうございました。
・旧年中（昨年中）は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。
・旧年中（昨年中）は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
最後は結びの言葉で締めくくります。
～結びの言葉 例文～
・本年もどうぞよろしくお願いいたします。
・本年もご厚誼のほど、お願い申し上げます。
・本年もご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
相手や自分が喪中である場合は、新年の挨拶メールではなく、寒中見舞いのメールを送ります。寒中見舞いは、お見舞いの言葉、相手を気遣う言葉を入れ、結びの言葉で締めくくります。
～寒中見舞い 例文～
寒中お見舞い申し上げます。
寒冷の候、貴社の皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
○○様には、平素より格別なお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。
ご挨拶が遅れまして、誠に申し訳ございません。
喪中につき年始の挨拶を控えさせていただきました。
寒さが厳しい折、ご自愛のほどお祈り申しあげます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
直接伝える新年の挨拶
直接訪問する場合は、仕事始めは先方も忙しい場合が多い為、訪問の際は事前にアポイントを取りましょう。
滞在時間は30分以内に収めましょう。あくまでも挨拶が目的です。忙しい時間を割いてもらいお時間をいただいているので、長く滞在しすぎないように心がけましょう。
年始の挨拶は新しい年の最初の出会いであり、その際の態度やふるまいは非常に重要です。相手に与える印象は小さくないため、注意深く対応することが大切です。失礼な態度やふるまいは厳に慎み、相手に良い印象を残すよう心がけましょう。
まとめ
新年の挨拶は取引先とのコミュニケーションを深め、良好なビジネス関係を築くきっかけとなります。特に、取引先を訪問する場合は、普段以上に気持ちを引き締め、丁寧で誠実な態度で接することが求められます。
挨拶を通じて相手との信頼関係を築き、ビジネスの機会を広げる意識を持ちつつ、誠実で思いやりのあるコミュニケーションを心がけましょう。
以上で「 恥をかかない！新年の挨拶 ～ビジネス編～ 」をお届けしました。
皆様のお役に立てたらうれしい限りです。
ぜひ、引き続きよろしくお願いします。
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